自宅サーバー作製記

2004.7.22 静音PCの作製


サーバー機といっても普通のマシンで十分です。ただ、サーバーが故障してしまった時に 速やかに復旧できるかが問題です。WebサーバーならしばらくHPが見られなくなるだけです。
メールサーバーは問題です。復旧するまでメールの送信はおろか受信が出来なくなってしまいます。
このようなことを考えると壊れにくいマシンが必要だということになります。
そこでサーバーと名乗って売っているマシンはHDDがSCSIであったりRAID1を組んであったりします。 常時回転しているHDDがコンピュータの中では1番壊れやすいからです。 熱暴走も怖いので最近は水冷式のものもあります。静かだそうです。

しかし、趣味の実験としてやっているのでごく普通の自作機で十分です。マシンのスペックは 一般に使われているものより低くて十分です。 もう一つのポイントは静かであることです。 さほど部屋数のない我が家ではサーバーを隔離しておく場所がありません。
居間に置いても音が気にならないくらいのものを目指しました。

Webサーバーの実験も順調にいっているので24時間運用するためファンレス静音PCをつくることにしました。 自作にしたのは完成品でちょうどいいものがなかったからです。 コンセプトは静音、つまり動くものを極力のぞくことです。 FANレスで動くCPUと電源なると限られてきますのでパーツの選定では悩むことはありませんでした。 マザーはVIAのEPIA-VE5000です。

CPUはオンボードで搭載されておりC3-533MHzです。(もちろんFANレス) このマザーはオンボードでビデオ、LANポート、サウンドも付いていますので あと必要なのはハードディスクと電源だけです。

動くものを極力のぞくためCD-ROMドライブもフロッピーディスクドライブもつけません。 ケース全面にUSBポートが2つ付いているのでフラシュメモリがそのかわりです。※このマザーはIDEコネクタが1つしかありませんので注意して下さい。
筐体はこのマザーがついて電源にFANがないものというと限られてきます。 ACアダプタ電源搭載のUnity、PROCASE III にしました。

Mini-ITXのマザーがちょうど収まる大きさですので小さいです。 横のある黒い四角いものがACアダプタです。これは結構大きいです。 運用中にさわってみるとほんのり暖かいです。 熱については通常のACアダプタと同じす。

内部には3.5インチベイ…1 スリムFDDベイ…1 スリムCDDベイ…1 前面にUSBポート…2 サウンド入出力…各1 IEEE1394ポート…1※前面のサウンド端子は形状が違います。マザーにオンボードでIEEE1394ポートはありません。
となっています。背面に2つFANが付いていますが使いません。 これからマザーとHDDをつけます。

ハードディスクはIBMの2.5インチのノート用のものを取り付け金具を使って3.5インチベイに取り付けます。 このシリーズのHDDは静かなことで定評があるようです。 動作音が静かな流体軸受けで4200rpmと低回転のものです。

3.5インチベイにつけるため、取り付け金具をつけたところです。このまわりに防音シートをまきます。 防音のためにHDDを箱に入れるスマートドライブというものがありますが サイズが5インチベイでないと入らないので防音シートを巻きました。
HDDの動作音がほとんどしないので効き目があるかもしれません。 (防音シートなしで試していないのでよくわかりません)

ケースにマザーとハードディスクをつけるだけです。取説は英文ですが迷わず組み立てられました。 それほどケーブルの数はありませんから、大丈夫です。 スイッチ類の配線に気をつけるだけです。

ハードディスクはIDE接続ですが3.5インチ用なので2.5インチがつけられるように変換ケーブルも買いました。HDDをつけて、さて取り付けてOSのインストだと思ってのですが ここで困ってしまいました。この変換ケーブル、スレーブのコネクタがありません。
(付属のIDEケーブルにはスレーブのコネクタがついています) デスクトップ機のCDDを接続しようと思っていたのですが、セカンダリはもともと付いていませんしCDDをつける手段がなくなってしまいました。

そこでハードディスクをデスクトップ機につなげてOSをインストールしてから繋ぐことにしました。 隣においたデスクトップ機へケーブルをのばしIDEのプライマリコネクタに繋ぎました。 電源もデスクトップ機から供給しOSのCDを入れてスイッチを入れました。

しかし、CDからブートしません。う〜ん、と思ってみるとCD-RWがSCSI接続でした。 SCSIカードをははずして、もう一度。OSのインストールがはじまりました。 パーテーションの切り方は最初にきめますのでブートドライブをCにしサイズを10GBにします。
こうするとCドライブのみがHDDとして認識されます。 残りの30GB弱の未使用領域はあとでOS上からフォーマットをかければDドライブが出来ます。 モニタは9インチのモノクロディスプレイです。解像度は800×600ですがこのような作業には便利です。

OSの入れ終わったハードディスクをもどしすべての結線が終わりました。 後はOSを起動させてドライバー類を入れれば終了です。

メインマシンでUSBフラッシュメモリに付属のCDをすべてコピーしドライバーをインストールしました。 そして、電源スイッチを入れて、OSを起動させるとビデオ、LAN、サウンドが新しいデバイスと認識しました。 ここでUSBフラッシュメモリを差し込み、リムーバブルディスクとして認識させてから 各ドライバーの更新を行いました。 2000ではUSBフラッシュメモリ標準ドライバーで読み込んでくれるので助かります。 LANポートが動けば他のマシンのCDDが使えます。 でも必要のないときは共有しないようにしましょう。 これですべて終了です。

PC用ラックに納めて、24時間運用開始です。 音はきわめて静かで、音だけでは動いているか、わかりません。 電源が入っている事を示すLEDがまぶしく光っています。


全パーツリスト

メモリ 168ピン DIMM 256MB (133) CL3
ハードディスク HDD(2.5インチ) IBM 型番:IC25N040ATMR04「Travelstar」シリーズ。Ultra ATA100
容量:40GB、回転数:4200rpm、キャッシュ:2MB、流体軸受け
マザーボード VIA EPIA-VE5000 EDEN C3 533MHz搭載MB。PLE133+VT8231、SDRx2、PCIx1、VGA
TV-OUT、Sound(SPDIF-OUT)、10/100LAN、FDDコントローラ
CPU EDEN C3 533MHz
筐体 Unity PROCASE V WHITE AC アダプター電源搭載
変換ケーブル アイネックス WA-031 (2.5インチHDDを3.5インチIDEケーブル用に変換)
取り付け金具 アイネックス PA-013 (2.5インチHDDを3.5インチベイに固定する為の変換金具)
吸音シート アイネックス MA-044  (汎用吸音素材カームフレックス F-2採用
接着テープ付。W250×D300×T5mm 2枚入)

合計金額 39,959円で何とか3万円台で出来ました。2004.7.22.現在
PC切り替え機でモニタ、キーボード、マウス、スピーカはメインマシンと共用

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